2020.06.17 23:00

防災グッズー③非常備蓄品ー

今回は「非常備蓄品」についてご紹介します。

防災グッズは「身近な防災対策―家族防災会議ー」にも記載しましたが、ここで紹介されていることが全てではなく、家族構成や地域特性、季節等によっても変化します。

防災グッズ選定の際のご参考として活用いただければと思います。

日頃から家庭に備えておくモノになります。生活を支える食料品やライフラインになる燃料・水が中心になります。

最低限でも「3日分」、南海トラフ地震では「1週間分以上」の備蓄が推奨されています。

食べる量やトイレの回数等は人によって異なりますので、日頃からどの程度準備した方が良いか、考えておきましょう。

ご家庭のパソコンに大切なデータがある場合は、バックアップ等も取っておきましょう。

非常食品は災害持出品と同様に、必ずしも災害用食品である必要はありません。

ある程度日持ちのするものであれば十分に活用できます。

乾物や野菜のフリーズドライ、果物のドライフルーツは備えておくとビタミン類の補給ができます。飴やチョコレート等の菓子類は糖分としてエネルギー補給に有効です。

同じ味が続いて食べにくくなったときは、調味料を活用してしっかりご飯を食べれるようにしましょう。

日常的に非常食品を食べて、食べたら買い足すという行為を繰り返し、常に家庭に新しい非常食品を備蓄するローテーションストック法がオススメです。

最低限3日分の備蓄をしましょう。南海トラフ地震では「1週間分以上」の備蓄が推奨されています。

また、ご家族に食物アレルギーや食事制限などされている方がいらっしゃいましたら、それを見越した備えをすることが大切です。

水は飲料水や調理以外にも、洗濯、洗面、お風呂、トイレ等で生活のあらゆる面で必要です。飲み水とは別に備えておくことが望ましいです。

ポリ容器は水の備蓄として活躍します。コックが付いているものが1つあれば、水の取り出しに女性や子供、高齢者でも簡単にできます。

18Lなどの大容量だけでなく、10L以下の小さめの容量を備えおいても良いです。

自転車は車で移動できない時に、体力の温存や荷物を載せたりと、移動手段として有効です。ただ、非常に便利な為、盗難に遭いやすいので要注意です。

倒壊した家に生き埋めになってしまった時や道路が冠水して取り残されてしまった時、大声を出し続けるのは非常に体力を使います。笛はそんな万が一に居場所を知らせるのに役立ちます。無い場合は近くの堅い物を叩くなどをしましょう。

他にも、頭を守るためのヘルメット等、適宜準備しましょう。

生理用品やオムツ、ティッシュペーパー等は日用品でもありますが、災害時には供給が止まったり、パニックで需要が高まるため不足しがちです。多めに買っておくと安心です。

【参考】

NPO法人日本防災士機構（2018年）「防災士教本」

東京都（2015年）「東京防災」

マガジンハウス（2018年）「自衛隊防災BOOK 1」

マガジンハウス（2019年）「自衛隊防災BOOK 2」

主婦の友インフォス（2019年）「防災減災119」

日本経済新聞社（2019年）「警視庁災害対策課ツイッター防災ヒント110」

NPO法人ママプラグ（2019年）「全災害対応！子連れ防災BOOK」