防災グッズー①防災資機材ー

今回は防災グッズのうち、「防災資機材」についてご紹介します。

防災グッズは「身近な防災対策―家族防災会議―」にも記載しましたが、ここで紹介されていることが全てではなく、家族構成や地域特性、季節等によっても変化します。

防災グッズ選定の際のご参考として活用いただければと思います。



◆防災資機材

災害発生から被災後の生活において使用するモノです。大きく分けて6つに分類されます。

  • 救出救護用
  • 火災対策
  • 避難誘導
  • 給食給水
  • 情報取得
  • 片付け


日頃から大切に保管し備えておくだけでは、いざという時に使用方法が分かりません。災害時の人命救助は1分1秒を争う場合があり、使い方に戸惑ってしまえば救える命が救えません。

特に工具やテント等は災害時のことを見越して選定し、日常から使用しておくことが望ましいです。

阪神淡路大震災で倒壊した家屋からの救出で大活躍しました。一方で、近年は木造建築でも金属が使用されており、労力の少ない電動工具の活用が有効です。

電動工具の中には1つのバッテリーを掃除機やドライバー、のこぎり等と使いまわせるタイプのモノもあります。

災害により室内に落下物や窓ガラス、電灯の破片が散乱していると非常に危険です。くつ(スリッパ)は底が堅めのものを用意し、移動手段として活用しましょう。

その他、風水害の時は水で膨らむ土嚢や窓ガラスの飛散を防ぐための段ボール等も必要に応じて備えておきましょう。



【参考】

NPO法人 日本防災士機構(2018年)「防災士教本」

東京都(2015年)「東京防災」

マガジンハウス(2018年)「自衛隊防災BOOK 1」

マガジンハウス(2019年)「自衛隊防災BOOK 2」

主婦の友インフォス(2019年)「防災減災119」

日本経済新聞社(2019年)「警視庁災害対策課ツイッター 防災ヒント110」

NPO法人ママプラグ(2019年)「全災害対応!子連れ防災BOOK」