プール熱(咽頭結膜熱)
特徴
‣ 症状
3 8 ~ 3 9 ℃ の発熱、のどの痛み、結膜炎といった症状が出ます。プールでの接触やタオルの共用により感染することがあるので、プール熱と呼ばれています。
治療と予防
‣ 治療
特異的な抗ウイルス薬や治療法はなく、症状に応じた対症療法が中心となります。多くの場合は自然経過で治癒します。
‣ 予防
■ 手洗いや消毒の徹底、おむつ等の適切な処理
ワクチンはありません。治癒後も長期に渡って便中にウイルスが排出されているため、 手洗いなどの一般的な手洗いやうがいなどの一般的な予防対策が大切です。感染者との密接な接触やタオルの共有は避け、ドアノブやスイッチなど複数の人がよく触れる箇所のアルコール消毒を行いましょう。プールからあがった際はシャワーを浴び、しっかり目を洗い、うがいも忘れないようにしましょう。
感染経路等
‣ 感染経路
飛沫感染、接触感染が主な感染経路です。プールでの結膜からの感染や接触によって感染することが多いです。
‣ かかりやすい年齢
乳幼児期が多いですが、思春期~ 成人の発症も増えています。
‣ 病原体
アデノウイルス
‣ 潜伏期間
2 日~ 1 4 日
‣ 注意事項
発熱や充血などの主な症状が消失してから2 日経過していることを登校再開の目安としてください。
【参考文献】
厚生労働省「保育所における感染症対策ガイドライン(2018年改定版)」
国立感染症研究所HP
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