警報注意報について
今回は各警報の基準について、大阪市・大阪府の基準を中心にご紹介いたします。
◆大雨
大雨警報:大雨による重大な災害が発生するおそれがあるときに発表。
大雨注意報:大雨による災害が発生するおそれがあるときに発表。
◆洪水
洪水警報:大雨、長雨、融雪などにより河川が増水し、重大な災害が発生するおそれがあるときに発表。
洪水注意報:大雨、長雨、融雪などにより河川が増水し、災害が発生するおそれがあるときに発表。
◆大雪
大雪警報:大雪による重大な災害が発生するおそれがあるときに発表。
大雪注意報:大雪による災害が発生するおそれがあるときに発表。
◆風
暴風警報:暴風により重大な災害が発生するおそれがあるときに発表。
強風注意報:強風により災害が発生するおそれがあるときに発表。
暴風雪警報:雪と伴う暴風により重大な災害が発生するおそれがあるときに発表。
風雪注意報:雪を伴う強風により災害が発生するおそれがあるときに発表。
<風の強さと感じ方>
風速が30m/sを超えてしまうと、飛んでくる物が凶器となり非常に危険です。むやみに出歩かないようにしましょう。
ちなみにですが、風速を基準としているものについては台風があります。
「台風」は低気圧域内の最大風速が約17m/s以上の北西太平洋または南シナ海に存在する熱帯低気圧のことを指します。最大風速が約17m/s以上のベンガル湾やアラビア海などの北インド洋に存在する熱帯低気圧は「サイクロン」、最大風速が約33m/s以上の北大西洋、カリブ海、メキシコ湾および西経180度より東の北東太平洋に存在する熱帯低気圧は「ハリケーン」です。存在する場所と風速によって呼び方が変わります。
◆波浪(波の高さ)
波浪警報:高い波により重大な災害が発生するおそれがあるときに発表。
波浪注意報:高い波により災害が発生するおそれがあると予想したときに発表。
◆高潮
高潮警報:台風や低気圧などによる異常な海面の上昇により重大な災害が発生するおそれがあるときに発表。
高潮注意報:台風や低気圧などによる異常な海面の上昇により災害が発生するおそれがあるときに発表。
◆雷
雷注意報:落雷により災害が発生するおそれがあるときに発表。
◆霧
濃霧注意報:濃い霧により災害(交通機関の著しい障害など)が発生するおそれがあるときに発表。
◆乾燥
乾燥注意報:空気の感想により災害が発生するおそれがある(火災の危険)ときに発表。
◆なだれ
なだれ注意報:「なだれ」により災害が発生するおそれがあるときに発表。
◆着氷・着雪
着氷注意報:著しい着氷に災害(通信線や送電線、船体などへの被害)が発生するおそれがあるときに発表。
着雪注意報:著しい着雪に災害(通信線や送電線、船体などへの被害)が発生するおそれがあるときに発表。
◆融雪
融雪注意報:融雪による災害(洪水、浸水、土砂災害など)が発生するおそれがあるときに発表。
◆霜
霜注意報:霜による災害(農作物への著しい被害)が発生するおそれがあるときに発表。
◆低温
低温注意報:低温による災害(農作物への著しい被害、水道管凍結など)が発生するおそれがあるときに発表。
【参考】
気象庁HP「警報・注意報発表基準一覧表」
(https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/kijun/index.html 2020年9月7日アクセス)
気象庁HP「予報用語」
(https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/mokuji.html 2020年9月7日アクセス)
気象庁HP「落雷害の月件数」
(https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/toppuu/thunder1-4.html 2020年9月7日アクセス)
気象庁HP「「雷」による災害」
(https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/tenki_chuui/tenki_chuui_p4.html 2020年9月7日アクセス)
政府広報オンラインHP「「最大で時速200㎞ものスピードに!雪崩(なだれ)から身を守るために」
(https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201311/4.html 2020年9月7日アクセス)
大阪府HP「ぶどうハウス等の雪害対策」
(http://www.pref.osaka.lg.jp/nosei/setugaitaisaku/index.html 2020年9月7日アクセス)
NPO法人 日本防災士機構(2018年)「防災士教本」
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