お仕事紹介【キッカ⑥】

印象に残った営業所の1日「毛髪検査」


こんにちは、キッカです!

やっっっと梅雨が明けましたね!夏本番って感じです。

日差しは体力を奪うので日陰に入ったりしてみなさん熱中症にはお気を付けください

帽子や日傘もいいですね!

それはそうともう8月なんですね、驚きです。

梅雨が長かったこともあり、まだ6月ぐらいな気がしませんか?



では今回も印象に残ったある1日のお話を。

これは7月のお話なのですが、とある食品工場に先輩と訪問し毛髪検査を行った日のことです。



【毛髪検査って?】

食品に関するクレームの中でも異物混入という問題がありますが、昨今では異物混入事故は企業の存続に影響する問題となっています。異物混入に対するお客様の意識も上がってきており、異物の種類は様々ですが、その中でも毛髪や体に付着したものの混入を防止するために検査を行います。


検査の具体的な目的は、毛髪の有無を調べて、帽子から毛髪が出ていないか、工場へ入る際のルールを守れているか、またそのルールが十分かどうかを調べることを目的としています。


こちらの工場では入室の前に

1 決められた時間をかけて粘着ローラーで体の付着物を取り除く

2 決められた時間をかけて手洗いをする

3 エアシャワーを受けて付着物を吹き飛ばす

4 手袋をする

という作業をしてから入室するというルールでした。


毛髪検査は粘着ローラーを用いて行いました。

粘着ローラーはこんな感じのものです。

ご家庭に必需品のものですね。

もちろんうちにもあり、マットをコロコロして掃除するのに使っています。とても便利ですよね!

以下、「粘着ローラーをかける=コロコロする」と記載します。



【毛髪検査開始!】

どのような感じで検査を行ったかというと、私は従業員の方の全身をコロコロして1人ずつ紙を交換し、ちぎった紙は先輩に渡して先輩が毛髪の有無を確認・記録するという体制でした。また検査と同時に帽子から毛髪が出ていないか着衣の乱れがないかもチェックしました。全員で10人の方にご協力いただきました。

検査を進めていくにあたって私が気をつけたことはこちらの3点です!


・「丁寧なあいさつと言葉使い、検査に協力していただいているということ」

毛髪検査のためのコロコロといえど、従業員の方は仕事中です。一旦作業を中断して検査にご協力いただいています。ですので、検査を始める際は元気にあいさつをし、丁寧な言葉使いを心がけてコロコロしました。そして終わったときは「ご協力いただきありがとうございました!」と感謝の旨を伝えました


・「同性、異性関係なく、コロコロされるのは嫌だろう、、、」

従業員の方は自分自身で体をコロコロすることは慣れていますが、他人(同性であっても異性であっても)にされることは抵抗がありますよね。そのことを念頭に置いて極力不快感を与えないように、頭をコロコロするときは「頭失礼します!」背中をコロコロするときは「すみません、後ろを向いていただいてー、背中失礼します!」お声掛けしました。


・「全身くまなくコロコロする」

毛髪検査なので、全身くまなくコロコロして毛髪が付着していないかを調査しなければいけません。必要以上に時間をかけると不快を与えてしまうかもしれないので簡潔に素早く、かつ漏れがないように頭から足までコロコロしました。



毛髪検査を行うのが初めてで誰かをコロコロしたことがなかったので少し緊張しました、、、

ただ上記の心掛けが功を奏したのか、従業員の方々みなさん協力的でぱぱぱっと10人分終えることができたので上手くいって良かったです!!



【毛髪検査を終えて】

検査の結果は・・・何本かの毛髪は検出されたものの、比較的少なかったです。

日頃従業員の方々がきちんと入室ルールを守られている成果ですね


ルールは作られた後にどれだけ正確に運用されているかが大切です!

例えば週に1回、月に1回、工場に入るとしたら、みなさん入室ルールをきちんと守ろうとすると思います。しかしそれが毎日、しかも1日に何回もとなると面倒に億劫になることがありますよね。


「急いでいるし今回だけコロコロする時間が足りなくてもいいだろう、次はちゃんとしよう」

「いつも真面目にやっているし、今回は短時間しか入らないからいいだろう」

と考えてしまうかもしれません。


しかし毛髪混入を防ぐためには一人一人の意識が大切です。

誰か一人がルールを破ってしまうとルールそのものが形骸化してしまい、意味をなさなくなってしまいます。

人間って周りの目があるとさぼりにくいもので、一人一人の意識が、ルールを守る心につながり、会社の信頼を生んでいくんだなと思いました。


継続することは難しいことを、私たちも日々の業務で感じています。だからこそ、私たちはプロとしてお客様の模範となれるよう、これからも意識を高く保とうと再認識しました!



ここまで読んでくださりありがとうございました!

では失礼します~