ユスリカ

〇体長:1.5~7.0㎜

〇体やはねが細長く、「カ」のような形をしている。

〇触角(しょっかく)に毛が生えている。(フサフサのものと、短く少ないものがいる。)

〇はねの上部に3本の線があり、そのうちの2本がはっきり見える。



川や公園の池など、様々な水場。水たまりや汚れた水でも発生する。



光に集まるため、夜になると家の中に入ってくることがある。



外を歩いていたら、空中を飛び交うたくさんの虫にぶつかったことはありませんか?

実はあれ、たくさん集まったユスリカで蚊柱(かばしら)と呼ばれています!

ユスリカはカのなかまです。

せい虫は口が退化(たいか)しているので人間や動物の血を吸(す)ったり、ものを食べることはありません。ご飯を食べないなんておどろきですね!

せい虫になってからのじゅ命は、3日から1週間ほど。

ちなみに、「ユスリカ」の名前はボウフラ(「カ」のよう虫)が水の下の方でゆらゆらと体をゆすっているすがたから来ています。

ユスリカは様々な水に生息することから、水のよごれを知る目安とされています。

水場から大りょう発生したものがまどガラスや洗濯物(せんたくもの)についたり、光に引き寄(よ)せられて家の中に入ってきたりするといやな気持ちになりますね。

食品を取りあつかうお店や工場に入ってくると異物混入(いぶつこんにゅう)の原因(げんいん)になります。また、死んだユスリカの破片(はへん)などを大りょうに吸(す)い込(こ)むと、アレルギーを引き起こすことがあります。