お仕事紹介【キッカ③】
印象に残った営業所の1日と使用トラップの紹介
こんにちは!キッカです。
梅雨にも入り毎日じめじめして暑いですね。ついついアイスに手が伸びてしまいます。
依然としてマスクは必須ですが、熱中症にもお気を付けください。
水分塩分補給は大切ですね!
さて前回に引き続き、営業所でのとある1日についてご紹介したいと思います。
6月の中旬に食品工場の調査に同行させていただいた日のお話です。
営業所の主な業務内容として、月に1回程度、昆虫モニタリングを目的とした定期作業を、お客様の工場に赴いて行います。流れは、設置したトラップの交換・回収→虫の同定→虫の発生源などを探す調査→結果報告・改善提案、といった感じですが、トラップの交換・回収、報告・改善提案をそれぞれ別の日に設けている契約のお客様もいらっしゃいます。
調査は、適切な改善策を提案するための重要なプロセスなので、どこを見たらよいか・それから何が考えられるか等を学ぶことができる貴重な機会でした!
こちらの工場の調査では、前月と今月の虫の捕獲数を比較してハエ類とシバンムシ類の増加が見受けられたのでその発生源を探すこと、以前行ったネズミ類への対策を確認することをしました。
その際に用いたトラップのご紹介をしたいと思います。
○フェロモントラップ
用途:タバコシバンムシを対象としたモニタリング用フェロモントラップ
特徴:紙製トラップに、性フェロモンと食物誘引物質が含まれた2つのルアーを貼ることにより、成虫の雄を検出することができる(雌も捕獲できるが、性フェロモンの効果により圧倒的に雄の捕獲数の方が多い)。
こちらのトラップにタバコシバンムシが捕獲されていたので、その発生源を調査しました!
タバコシバンムシの特徴ですが、穀粉類や菓子類、乾麺、海苔など様々な乾燥植物質を加害し、乾燥貯蔵食品で最も重要な害虫のひとつになっています。
虫の特徴をふまえて、発生源となり得る粉がたまっていそうな場所を、高いところから低いところまでくまなく探していきました。
なかなか発生源が見つからなかったのですが、お客様のご協力も得て、生産ラインの機械の中で粉がたまりタバコシバンムシが発生していることを確認することができました!
対策としては清掃を行っていただき、今後は定期的に清掃を実施していただきます。
私は虫が得意ではないので日常で虫を見かけてももちろん目をそらすのですが、このような調査の時に限っては虫がたくさんいる発生源を探し出せると、
「よっしゃ!見つけたぞ!!」って嬉しくなります!
○耐水チュークリン、耐水チュークリン「ハウス」
製品名:耐水チュークリン業務用 (イカリ消毒株式会社)
用途:強力粘着式ネズミ捕り
特徴:耐水性、折り目つきで四角や三角に変形自在
製品名:耐水チュークリン「ハウス」業務用 (イカリ消毒株式会)
用途:強力粘着式ネズミ捕り
詳細:耐水性、三角に折って立体的に使用
以前にネズミの存在が確認されたので、ネズミ捕獲用のトラップを設置しました。上記の2種類ありますが、設置する場所によって適切な方を選びます。
棚の下に設置したいときや壁に貼り付けて使用したいとき、または人が通らない場所や上に物を置く心配がない場所は、耐水チュークリンの方を使用し、人の通り道で踏んでしまう可能性のある場所には耐水チュークリン「ハウス」の方を使用するといった感じです。
3月から続けていたネズミ対策ですが、前月にネズミを捕獲でき、今月はネズミの捕獲はなかったので、臨時で設置したトラップは回収しました!
調査に同行させていただき自身に不足していると思ったことは
・虫に適したトラップを設置するための知識
・暑い作業の中でてきぱきとした作業・調査
です。
特にこれからの夏の暑いときは長時間の作業は避けたいものです。
正確な知識があればそれが作業の効率につながり、調査もしやすくなると思うので
まずは一歩一歩前進していくことが課題です。
ではこのあたりにしたいと思います。
ここまで読んでくださりありがとうございました!
またお会いしましょう!
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