PICK UP! vol.1 グロリア

さくらいふ推進室のメンバーにインタビュー✨

記念すべき1人目はさくらいふのリーダ『グロリア』!

若くして部署のトップに立つ彼女から、さくらいふ推進室創設の経緯やチームへの思いを聞いてみました!



グロリア

・出身:大阪府

・趣味、特技:テニスと書道

・学部:入社前の学生時代は社会学部、現在は社会人学生として大学院のビジネス研究科に進学し経営学を勉強中。

・自身の性格:「言うことを聞かない」「ブレない」

・この記事をご覧になっている方にメッセージ:「ご覧いただいている方のご支援をお願いいたします!」



【自身について】

―さくらいふ推進室創設に至るまでのお話を聞かせてください!―

 はい、まずは私の経歴からお話しますね。大学を卒業して新卒の新入社員として2013年に入社しました。入社当初は大阪営業所の配属だけど肩書は関西事業部付けです。

―グロリアさんが本部部門に抜擢されたのはなぜですか、すごく成績が良かったとか…?―

 違う違う、そういうのじゃなくて。当時の組織は理系が多く文系の人はほとんどいなかったんです。そんな専門家集団をマネジメントする人が必要で、うちみたいな衛生の会社は本来女性が中心となるビジネスなんだ!!と一人の恩師に言われたんです。就活時はイカリのことをほとんど知らなかったし、私は専門知識もなければ何もできることはないと思っていたけど「そういう人を求めてるんや!」と言われたんです。その時はよくわかっていなくて、おかしなことを言う人だなと思いました。私に何を求めてんねやって(笑)

 ただ、現場を知らないと役に立てないと思ったから一番最前線の営業所での業務から始めたいと自分からお願いしたんです。自分の意見を結構言うタイプなので、言うことを聞かない扱いづらい人間だと思います(笑)

―そうだったんですね!(笑)―


 昔の大阪営業所は大阪営業所・北営業所・西営業所に分かれていたけど2014年12月に合併し、それを機に2015年に関西事業部に呼び戻していただき堺筋本町のオフィスに移り、現在の常務付きで本格的に役員の方の対応をすることになりました。広報部兼秘書室(大阪担当)という肩書です。そこではイカリ消毒大阪開業50周年の式典開催や、黒澤会長の旭日小綬章の叙勲の申請に奔走したり、見事叙勲をいただいた後の記念式典の準備など大きな業務に携わらせていただきました。

 同時に美しい街づくり推進協議会事務局の所属でこの頃から社会貢献事業をやっていました。桜の植樹や産官学民連携で無料のセミナーを開催したり。ACAPや日本ヒーブ協議会などの活動もここでしていたので、社外の団体との関わりを通して女性活躍の本当の意味を考えるようになりました。


【女性活躍の本当の意味とは?】

 個人的に『女性活躍』っていうワードが好きじゃなくて。

―え、どうしてですか?―

 『男性活躍』とは言わないですよね。男女関係なく皆がやりがいをもって働ける基盤さえあればいいんじゃないの?っていうのが私の考えです。障がいとか性別とか全ての垣根を越えて。


 さくらいふができる前は業績目標を持つのではなく、広報活動や知財管理などサポートという形で会社に必要な仕事としてやってきたけど、今みたいに景気がめちゃくちゃ悪くなって、もしも業績が傾いたときに社会貢献部署を会社は残しておきたいと思うかな?

―切りますね…。―

 そうよね!そうであれば本当の意味での女性活躍とは違いますよね。自分たちでやっていくにはどうしたらいいか試行錯誤して、やっと光が見えてきたのが2019年。その時から正式に名前を変えてさくらいふ推進室になりました。

 まとめると、この業界は男性社会で女性が入社してもなかなか働き続けられる基盤にはありませんでした。本当の意味での女性活躍とは何か試行錯誤し紆余曲折した結果、女性が働き続けられる環境を作るには事業化する必要があるという考えに至ったことが創設の経緯ですね。


【会社に求められていること】

―グロリアさんが会社から求められていることって何だと思いますか。―

 女性が活躍できる基盤を作るのと、働き方改革。さくらいふ推進室がそれを一番表現していると思います。

 新型コロナウイルスが話題になる前は在宅勤務とかオフィス以外のところで働く概念がそもそも無かったじゃないですか。それをまずしていきましたよね。新しい事業を作っていくには、それと並行して働き方も変えなければいけません。

 それから、よく言われるのは「ボーダーレス」。国境はないという意味ですね。

・Global Brand:世界に通じるイカリブランド

・Global Technology:世界に通じる研究開発技術(R&D)

・Global Expert:世界に通じる専門家集団の育成

これらをまとめて『3G』を進めていこうと会長はおっしゃっています。

 国内だけの考えにとらわれるのではなくイカリを世界に羽ばたかせるにはどういうビジネスをしなければいけないのか、そういうお話をよくしていただくので、現在行っているインターネットビジネスやFAOPMA(アジア・オセアニアペストマネジメント協会)やNPMA(全米ペストマネジメント協会)などから世界を視野に入れた情報収集など、今は目の前のやれることを着実に行っている感じです。



―さくらいふとSDGsはどう関係してるんですか?―

 今社会の注目を浴びている『SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)』、これをイカリ消毒として推進していくためのプロジェクトチームの仕事を私がお手伝いさせていただいています。

 イカリの業務自体は既にSDGsに沿ってやっているんですよね。例えば女性活躍の推進だとか、福祉の面では感染症対策のための消毒作業、食品工場での異物混入やアレルギー事故を起こさないための衛生指導は食品廃棄物の削減に繋がります。

 これからやろうとしているのは社員への教育です。日々の業務がSDGsに繋がっているということを社員全員に理解してもらわなければいけません。

 さくらいふが担っているのは5番のジェンダーフリー。いろんなところとの協力関係という点では17番に活かせますね。さくらいふ推進室のネットワークってすごくて、他には無い強みなんですよ。私たちの事業自体が働きがいになれば8番も実現するし、皆が作ってるポスターとかブックレットとかTwitterやオウンドメディアでの情報発信って消費者教育に繋がってますよね。そういうふうに見ていくと関係しないところが無いような…もしかしてSDGsの「S」ってさくらいふの「S」なんじゃない…?

―(笑)―

 皆さん知ってましたか?実はSDGsって「Sakulife(さくらいふ) Development Goals」の略称なんですよ!(笑)



―最近気になることとか悩んでることってありますか?―

 その質問難しいな、う~ん……今、楽しいことがしづらいじゃないですか。

―自粛ムードですよね。―

 「人と会っちゃいけない」「○○しちゃいけない」っていう何でもダメっていうのが一番気になるかな。何が危ないのか、どうしたらリスクヘッジできるのか、自分で考えて適切な行動ができる社会になればいいですね。気持ちを前向きにしたいです。リスクを正しく認知して危機と付き合っていく社会にしたいですよね。…だから生きるって何なんやろ?って考えてる。


 あと、仕事では自分が最前線に行かないことを意識してます。チーム一人一人が仕事に没頭できて皆にパワーを発揮してもらう環境を作るにはどうしたらいいかっていうのは常に頭の中にあって考えてるかな。社会をよくしていくための業務を皆と一緒に創り上げるんだけど、業務を通してヒトとして、皆と一緒に私も成長したいですね。

 私よく皆に聞けへん?「ほんまにやりたいと思ってる?」「それでいいと思う?」って。やらされ仕事で本人が没頭できないんじゃ長続きしないですよね。人生のほどんどを仕事にかけているわけなのにそれじゃ面白くないじゃないですか。それに言われてやるんじゃなくて、自発的に動いた結果「こんなことやってるのか、すごいな!」ってなった方がいいでしょ。だから「この仕事を楽しいと思ってるのかな?」っていつも気にかけてる。

 皆が本気でやりたいと思ってることは聞くし私も考えるようにはしているけど、それが全社目標に繋がらなければいけないんですよ。やりたいことばかりやるわけにはいかないので。会社が目指すことに対して皆が熱中できる業務にしていくのが私の仕事だと思っています!




 お仕事の必需品やこだわりの品の写真撮影をお願いすると、「持ち物全部こだわりだらけやで」とのこと。そんなこだわりの詰まったおしゃれな革の手帳の中から数枚の紙が出てきました。中身はなんと、グロリアさん宛のお礼やお褒めのメール!そして上のキャンパスの写真は入学したときの気持ちを忘れないよう、大学の先輩が送ってくれたものだそうです。

 大事に取って置いていることを送った方が知ったら絶対嬉しいと思います!ご自分への応援メッセージ、感動しちゃいました✨